ついに創始400年本年祭となる酒田まつりが開幕。通常、酒田まつりというと、本祭りが行われる5月20日の前後計3日間を指すが、実際には5月15日の神宿(とや)開きから始まっている。
そもそも、このまつりは上日枝神社(浜田一丁目)と下日枝神社(日吉一丁目)の例大祭「山王まつり」が前身。酒田大火からの復興を祝う形で、ちょうど30年前から酒田まつりに名を変え、全市的なイベントになった。が、元々の氏子たちが支えてきたまつりの名残は深く、上に7つ、下に8つの神宿組合が1年ごとに持ち回りで神宿(神様のおもてなし場所)を開いているのだ。
今年の上神宿は、伏見稲荷神社社務所(酒田市浜田一丁目)。
神宿には、各家庭に伝わる宝物や地域にゆかりのある物がびっしりと飾られる。
下神宿は、厳島神社社務所(酒田市日吉一丁目)。
器や人形、古民具などに加え、土門拳の自筆の書などかなり貴重そうな物も並べられていた。
こうやって、酒田まつりが始まる。
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