七夕村の味噌づくり。塩も地元産、しかも手づくりにこだわろう!ということで、行ってまいりました。
まだ夜も明けぬ仙台を5時30分に発ち、やってきたのは岩井崎プロムナードセンター(宮城県気仙沼市)。波も穏やか、最高の秋晴れです!
今日の講師は、宮城の塩づくり名人・遠藤伊勢治郎さん、80歳。今日は特別メニューを準備して待っていてくださいました。センターの裏手には塩づくり小屋。たくさんの薪が積み上げられ、すでに特製の竃で海水が茹で始められています。結晶状になり始めた塩。ステンレス釜の底にもたくさんの塩。
長い時間をかけて煮込まれた海水が全部蒸発するちょっと手前で、塩を竹ざるにすくい上げます。すくった塩はまだしっとり。これを洗濯用ネットに入れます。そして…。
えっ!洗濯機に!?このまま、脱水…。なるほど〜。脱水機から出てきた水は、いわゆる「にがり」です。舐めてみると、苦っ!!
脱水が終わった塩を、今度はふるいに掛けます。釜からすくい上げた時に交じってしまう石灰質の塊やごみを取り除きます。大きくザラザラとした塩の結晶も、舐めてみるので“えぐみ”があるので、ここで取り除きます。
ふるいに掛けるとはいえ、サラサラと落ちてくれるものではないのです。しっかりと金ざるに押し当て、サラサラの塩にします。ふるいの作業だけでも2時間ほどの時間をかけて、塩が完成!(村長、ざるが空ですよ!)
本来は、塩づくりには大量の海水を汲み上げ、薪を切出し、3晩かけて塩をじっくり煮込む作業となります。特別な準備をしてくださった遠藤さん!ありがとうございました!
この塩は、これから始まる味噌づくりの原料になります。次は大豆の刈り取り!皆さんもぜひ遊びに来てくださいね!
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